将来の進路や学びに直結する、人間科学部 心理・文化学科のおすすめ授業をご紹介。
実際に開講されている授業や学生インタビューを通して、“学びのリアル”をのぞいてみよう!

心理学統計法

心理統計を初めて学ぶ受講者に向けて心理学で統計がどのように用いられるのかをわかりやすく伝えることを目指しています。特にデータの取得や研究計画との結びつきを意識できるワークや事例を入れています。
最近は学生さんたちも高校時代に統計を習っていることが多いのでその知識との連続性をもたせられるように授業中に復習の時間も設けています。

認定心理士の資格取得を目指していて、心理学の理論だけでなく統計やデータ処理のスキルも身につけたいと思い受講しました。
授業では、心や行動がデータで見えるのが面白く、グラフや図を読むのが楽しいです。

鍋田 智広先生

人間科学部 心理・文化学科

演習では、エクセルで実施できる統計処理を中心に進めつつ、データの尺度や代表値に適した処理方法についても強調しています。学生からはエクセルの使い方に関する質問が多く寄せられますが、統計的な考え方に関する質問も増えており、授業担当者としては統計的考え方の理解を深めることを期待しています。

文化文芸インターンシップ

北九州市の文化施設(文学館・美術館・博物館など)にご協力いただき、地域社会における文化文芸の意義について体験的に学ぶ科目です。地域に密着した活動を通して、学生たちが自分の将来像を構想し、文化文芸を生きる力として社会で活躍していけることを目指しています。

北九州市にある文化施設を実際に訪れ、さまざまな専門職の方々から具体的な仕事内容を伺い、さらに実際に業務の一部を体験させていただけたことがとても楽しく、印象に残りました。自分の興味のある分野で働く方々のリアルな声を聞けたことが、今後の進路を考える上でも貴重な経験となりました。

古浦 修子先生

インターンシップで主体的に学べるよう、芸術作品や文化施設に触れ、その魅力を言語化・発信する力を育成しています。北九州の文化的魅力を再認識し、社会における芸術の意義を実感した学生も多く、進路に影響を受けた例も見られます。

楷書法Ⅱ

「楷書法Ⅰ」の基本的内容から一変して、表現的内容を重視し、作品制作に特化した授業です。ただ作品を書くという事ではなく、現代における表現を模索し、現代にマッチした作品制作について各自考えながら、それを実践してもらう内容です。

古典作品の筆遣いや構成を学びながら、臨書を通して半切作品の制作に挑戦しています。時代によって筆の入り方や払い方が異なる点が面白く、かすれや強弱を工夫して一つの作品に仕上げる難しさを感じています。将来は高校の書道教員を目指しています。

古木 誠彦先生

心理・文化学科

授業では、学生が普段使う筆・紙・墨を使い、私自身がその場で作品を書いて見せます。同じ道具でも線が全く異なることを体験させ、技術と感性の差を実感してもらいます。時代性を持つ「書」の表現を目指し、学生が感動する瞬間を大切にしています。