将来の進路や学びに直結する、家政学部 栄養学科のおすすめ授業をご紹介。
実際に開講されている授業や学生インタビューを通して、“学びのリアル”をのぞいてみよう!

解剖生理学実験

本授業では、解剖生理学の講義で得た知識をもとに、実験を通して人体の構造と機能への理解を深めます。
動物の解剖や標準組織標本の顕微鏡観察、バイタルサイン(循環器系)の基礎的な実験を行い、教科書だけでは得られない実践的理解を促します。
実際に見て、触れて、実験を行う体験を通して、身体の構造や生理的機能への理解を確かなものにします。

必修科目ということもありますが、病気や体の健康に関わる学科なので、体の構造や機能を理解することはとても大切だと感じています。この授業は、学びの土台になる重要な内容だと思っています。授業の中で自分の体組成を調べる機会があり、身近に感じるとともに、ラットの解剖では命に向き合う貴重な経験もできました。
実験は丁寧な指導で安心して取り組めますが、座学は覚えることが多くて大変です。分からないことはそのままにせず、先生に質問しながら学んでいます。
管理栄養士の資格取得を目指していますが、将来どのような職場で働きたいかまだはっきりとは決まっていません。これから始まる実習を通して、自分に合った進路を見つけていきたいと考えています。

増田 渉先生

家政学部 栄養学科

解剖生理学で学んだ知識を、実際の実験を通して体験的に理解を深める授業です。
標本や動物を用いたリアルな学びにより、「生命の神秘」を実感し、学生たちは興味や驚き、感動など多様な反応を示しています。

給食管理実習

学内の給食経営管理実習施設を活用し、担当教員の実務経験を基に、一般食の大量調理や管理栄養士業務の実習を行います。給食管理で学んだ理論を実践に結び付け、必要な知識や技術を身につけます。大量調理施設衛生管理マニュアルに基づき、計画・実施・評価からなる給食のマネジメントサイクルを体得することを目的とします。

本格的な設備が整った施設で、現場を想定した実践的な実習を通して、管理栄養士に必要な知識や技術を身につけることができます。学生同士で協力しながら献立作成や調理を行い、「おいしい」と言ってもらえる喜びや達成感を得られることが魅力です。アドバイスを受けることで改善点に気づき、次回に活かす力も養われています。

白石 美恵先生

安全でおいしい給食を時間内に提供することを目標に、衛生管理や献立作成、作業工程、大量調理を実践的に学びます。計画から実施まで役割を持って取り組むことで、責任感や協力の姿勢が養われます。実習を重ねるごとに学生は自発的に行動し、味や提供方法にもこだわりながら、満足感や達成感を得て成長していきます。