2018年6月 1日
人間生活学科 調理学実習Ⅱ 日本料理テーブルマナー講習
5月18日 (金)に3年生がテーブルマナー講習を受講しました。
場所は、国指定重要文化財となっている旧松本家住宅(戸畑区)です。
日本館と洋館があり、洋館は日本銀行本店や東京駅を設計した辰野金吾氏の設計です。
今回は日本館のお座敷で和懐石料理をいただきながら、食事作法や和室での作法を教えていただきました。
講習のはじめに講師の伊達先生より、「感謝」についてご説明がありました。
食事ができる環境、共に食事をする仲間、食事を提供してくださった方への感謝など、日々「感謝」の気持ちを大切にしていきましょうというお話がありました。
『まずは姿勢を正すところから始めましょう』
料理が運ばれてからは、器の持ち方や箸の運び方について説明がありました。
最初は、学生たちも慣れない作法にぎこちない様子でしたが、次第に慣れていきました。
『汁をいただく時は、まずはお椀から持ちます』
『ちまきの美しいほどき方も教わりました』
『正座で足が痺れた時の対処法も教わりました』
料理長からは、料理や食材についての説明がなされました。
どの料理も季節感を大切にされ、彩りも美しく、また若い世代を意識した細やかな配慮が行き届いたものばかりでした。
日本料理ならではの素材本来の味を活かした料理に、皆感動していました。
『料理長が丁寧にお料理の説明をされました』
作法については、和室での立ち座りの動作や正しい姿勢について教えていただきました。
最初はすぐに足がしびれたりしていましたが、講習終盤にはご覧の通り!
背筋もピンと伸び、美しい姿勢を身につけることができました!
『最初の頃とは見違えるほど背筋が伸びてきれいです』
食事を終えて、最後にクラスの代表学生がお礼の言葉を述べ、先生を囲んで集合写真を撮りました。
今回の講習では、細やかで美しい日本の文化や和の心に触れ、周囲への感謝の気持ちを新たにし、とても穏やかな時間を過ごすことができました。今回教えていただいたことをぜひ、普段の生活の中でも取り入れてほしいと思います。