2017年5月25日

人間生活学科 被服構成学実習Ⅱ ~浴衣の柄合わせ・裁断~

今回は、地直し(水通し・アイロンがけ)を終えた反物の柄合わせ・裁断の様子をお伝えします。

浴衣は一枚の長い「反物」と呼ばれる12m前後からなる布を、そで・身ごろ・衽・えりを自分の寸法に合わせて裁断し、縫製をしていきます。裁断の前に必要なものが、「柄合わせ」です。柄をどのような配置にするのかによって、出来上がりの印象が随分変わり、それぞれの個性が出ます。浴衣の見た目に直結するものですので、かなり重要な作業です!

柄合わせには、浴衣を美しく仕立てるための様々なルールがあります。
まず、和服は左の身ごろを上に重ねて着るため、左胸のあたりに一番目立たせたい柄を配置します。
次が左前身ごろの衽、えり、右肩の後ろというように、浴衣を着た時に見えやすい所に目立つ柄を配置していきます。また、柄の向き・流れ方・柄同士の並び方なども考えなければいけません。

作業中、「左胸の柄を優先するとヒップに大きい柄が並んでしまった!」「好きな柄を選んでいたら、反物が足りなくなった!」等々、さまざまな声が聞こえました。柄の配置によっては若々しく見えたり落ち着いて見えたり、太って見えたり華奢に見えたり...、一筋縄ではいかないのが柄合わせです。
先生によると、和裁の一番の難関と言っても過言ではないそうで、反物によっては柄合わせで半日くらい悩むこともあるそうです。

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友だち同士で柄の配置を考えます  反物を整えます

柄の配置が決まった後は、裁ち印をつけ、反物を整え、いよいよ裁断です!

裁断をしてしまったら後戻りはできません。肩の部分など、裁断してはいけない所を裁断しないように、みなさん真剣な表情で作業に取り組んでいました。

幸いにも、「違うところを切ってしまいました!」という声は聞こえませんでしたので、無事にみなさん第一関門を突破したようです。


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慎重に...               思い切りも大切...!

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ヘラで印をつけています      残布をカットしていきます

次回からは、縫製作業に入っていきます。

試行錯誤を重ねて製作する浴衣。一人ひとり、どのような仕上がりになるのか、これからが楽しみですね!

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