2015年12月21日

人間発達学専攻 平成27年度~子どもの育ちを考える会~

11月26日木曜日に,今年度3回目の「子どもの育ちを考える会」を行いました。
講師は北九州市立大学名誉教授の吉崎泰博先生です。当日は、午後から寒風が吹く荒天候でしたが、会の学生さんだけでなく、本学教員も複数お話しを聞かせていただきました。
演題は「何を叱るか―未来を生きる子どもたちのために―」で、時代の急速な変化と人口増加を主なキーワードにされ、これからの社会の様相と目指すべき価値観について述べられました。
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場所は、図書館の多目的講義室で、皆が落ち着いた雰囲気の中、先生の話に聞き入っている様子でした。時代の急速な変化について行けない大人たちの古い価値観を「近代主義の価値観」と定義され、これから、そのような近代文明から脱近代文明へと変わっていかねばならないというお話しでした。また、これからは、モノの豊かさから心の豊かさを求め、人間中心から自然中心の世界へと向かうべきという主張は、若い学生さんにも響いた話であったと思います。何を叱るのか、それは、人間自身が利己的な自己中心を叱るということなのだと考えさせられる講演でした。
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質疑応答の時間には、学生からだけでなく、教員からも活発に質問や問題提起があり、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。

本専攻は、上位学年になるほど講義の多くが直接的に保育や教育に関わる知識や技能に関する専門科目中心となる特徴があります。もちろんそれは現場に出て、すぐに役立つ重要な学びではあります。しかし,本研究会では、実用的な知識や技能の習得のみを追求するのではなく、多様な視点から「子ども」について考え、人についての理解をじっくりと深め、学生たちに成長して欲しいと考えています。

そのような意味で、趣旨に相応しく、とても有意義な時間になったと思います。
吉崎先生、ありがとうございました!


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