2015年12月 1日

人間発達学専攻 キャリアデザインⅣ(乳幼児発達コース:施設見学)

例年、11月に2年生のキャリア教育の一環として、様々な保育現場の見学を行っています。
保育という仕事は職域が広く、単に保育園・幼稚園だけが働く場というわけではありません。女性の社会進出に伴い、多様な保育ニーズの高まりに応えるため、様々な形態の保育現場が存在するのです。

今年度は、子育て支援センター・病棟保育施設・病児保育施設・障害児保育施設・夜間保育所・乳児院・助産院・周産期センターに見学へ行ってきました。助産院や周産期センターは、保育施設ではありませんが、地域社会で母子を支える役割や、生命誕生の現場で行われる子育て支援について学ぶために見学施設のひとつとして、例年お世話になっています。

今回のブログでは、見学した学生の学びを中心にご紹介させていただきます。
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八幡病院の病棟保育は、プレイルームという場所で保育が行われています。ただし、プレイルームを利用するには担当医の許可が必要なため、利用できない子どもたちへは各病室を回り、絵本の貸し出しやぬりえ・折り紙の配布を行っています。病棟には季節に合わせた装飾やひとりで病室を出ても自室がわかるように花や動物・果物の目印をつけるなど、様々な工夫がなされた施設でした。
私は今回の施設見学で、病棟保育士さんが本人やご家族の方と、病状や体調などを話している場面を何度か見かけました。病棟保育士さんも一般保育士さんと同様に、まずは本人やご家族の方とコミュニケーションを取ることが大切であると学びました。
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こども未来館は、壁が低くなっていて職員の方からこどもたちの安全を見守りやすくなっていたり、手作りのおもちゃがあったりと温かさを感じる施設でした。外遊びも片付けしやすいように工夫があったりしてとても勉強になりました。
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小池学園に行きました。
小池学園は医療を必要としない福祉型障害児入所施設で、重度の障害の子供も居ますが、健常の子供もいます。子供の特徴にあわせて対応することを一番に考えています。小池学園では、言葉だけで説明するのではなく、絵や文字を使って、その子が理解しやすいような工夫がされています。
施設実習をして、沢山の話を聞いてとても大変そうだなと感じました。しかし、小池学園の先生方は、「大変だけど子供たちの変化が楽しい」とおっしゃっていました。目で見て聞くことにより、より理解が深まりました。
今回の実習で、学校だけでは分からない事など、たくさん学ぶ事が出来ました。
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九州病院の企業内保育園と病棟保育を見学させていただきました。
企業内保育園は、普通の保育園と何ら変わりなく、私たちが行かせていただいた日に、1歳児2歳児クラスでは保育参観の発表の練習をしていて、預かるだけではないと知りました。先生たちは、みんな笑顔で、子ども一人一人の性格などを理解し、できた時は「スゴイね!」「わ!上手にできたね!」と褒めていたのがすごく印象に残りました。
病棟保育は、1人の先生が保育していると聞いて驚きました。その先生が1人で、全員の部屋を回って、援助の方法を工夫することで、普通の保育ができるようにしていると聞き、できないことができないと決めつけるのではなく、こちらの援助次第で変わってくると改めて感じました。もちろん、手に点滴をつけている子どもや寝たきりの子どももいます。病棟保育は、医師や看護師との連携がとても大切だと感じました。連携をとることで、その子の体調の確認や、ここまで動かしていいという確認をするができ、遊びという形で楽しくリハビリできていると知りました。
病棟保育は、命を預かっている為、大変なことももちろん多いが、遊びを通して子どもの笑顔がみれたり、できないことができるようになったと言ってもらえたりすることが嬉しいと先生がおっしゃられていて、保育士という仕事の大切さを改めて知ることができました。
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私たちは、よしだ小児科医院 病児保育室に行きました。
現場では保育の仕方が保育園や幼稚園と違い体調の悪い子どもに対しての保育の工夫がされていました。今回、初めて保育園以外の現場に行き、様々な働き方や保育の仕方を見ることができとても勉強になりました。
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上記の学びはほんの一部ですが、学生は大学では学べないことを現場で体感し、保育の職域の広さを実感したのではないでしょうか。 今回、お世話になりました10施設の保育者をはじめ関係者の皆様に、改めまして感謝申し上げます。

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